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事件別 事例と解説成人との共犯事件で鑑別所入所

当事務所の弁護士が過去に扱った事例を、弁護活動の内容と結果は変えずに、事案を一部改変してご紹介します。

観護措置が取り消され不処分

少年のA君は、住み込みの職場で知り合った成人のBさんに連れられて量販店で衣類を万引きしたために逮捕され、鑑別所に収容されてしまいました。

付添人弁護士は、裁判官に対し、これまで非行歴が無かったA君が万引きをしたのは、職場のBさんの悪影響を受けたためであり、今後のA君の立ち直りのためには、その職場を辞めて、新しい職場を早く見つける必要があることなどを理由に、A君の反省文や家族の身柄引き受け書を提出して、審判を待たずにA君を鑑別所から出して家族のところに帰らせる(観護措置の取り消し)ように求めました。

これが認められてA君は、それまでの住み込み先を出て自宅に戻り、友人から紹介された仕事場で働き始めることができました。

そして、このようなA君の生活態度が評価され、家庭裁判所の審判ではA君について処分をしない「不処分」の決定がされました。

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